3月26日に、4年ぶりの開催となったAFCアジアカップタイ2023が閉幕しました。
今回の大会は、2年前のワールドカップ準優勝後に行われた大きな大会で、日本チームの真価が問われる大会だと思いました。
4年前のアジアカップメンバーからは、約半分程が入れ替わり、世代交代をささやかれている昨今から比べると、ほとんど変わっていない印象から、4年も経つと少しずつ世代交代されてきているな。と思いました。
前回大会では、すごく接戦の試合が多くて、特に準々決勝以降は、感動の連続でした。
今回は、あのときと違い、破竹の勢いで日本は勝ち進みました。
準決勝まで危なげなく、王者の貫禄がありました。
この辺りは、とても日本チームの成長とワールドカップからの自信を感じられました。
しかし、決勝では、圧倒的な強さを見せて、イランの優勝で幕を閉じました。
イランは、あの(アジアカップ2019の)4年前に負けて、コロナのこともあり、国際大会から長い間遠ざかってしまいました。
その悔しい思いを晴らすかのように、この4年間積み上げてきた実力がピッチ上で表現されて、隙のないとても完成度の高いチームになっていました。
日本もこれまで積み上げてきたものがあり、以前に比べるとレベルがどんどん上がってきたと思いましたが、成長するスピードと強さが段違いに違いました。
オズ選手のインタビューコメントでもありましたが、
「結局、日本はずっと世界の強豪チームに勝てていない。」
世界の強豪チームと対等に、そして勝てるようになるには、
日本がレベルアップするために、もう一つ上の階段を上り、新しいステージにいく必要があると思いました。
その、新しいステージに行くために、何が必要なのか、はっきりとした答えはわかりませんが、それぞれの選手たちが、各々のチームに帰って、その答えを見つけるしかないのかもしれない。
また今回のように、もっと海外の選手やチームと闘う経験を増やして、選手たちが直接、世界との差を肌で感じることができれば、日本の素晴らしい戦術がもっと活きてくると思いました。
今年の11月に行われるワールドカップまであと7ヶ月しかありません。
この短期間でどれだけのことができるのか。
今回の敗戦は、日本のビーチサッカー界がよりよく変わっていくためのきっかけになり、将来、さらなる新しいムーブメントにつながっていけたらいいなと思います。
11月のFIFAビーチサッカーワールドカップUAE2023を楽しみに、
今後も注目していきたいと思います。