現地の12月1日(日)、パラグアイのアスンシオンにて、FIFAビーチサッカーワールドカップの決勝トーナメント 3位決定戦が行われました。
相手は、世界ランキング 2位の強豪ロシアとの対戦となりました。第1ピリオドでは、点の取り合いとなり、1点のリードをキープしながら第2ピリオドを終えます。
最終ピリオドで、ロシアの猛攻を耐え切れず逆転を許し、4-5の僅差で敗れ、4位で大会を終えました。
< 試合結果 >
ビーチサッカー日本代表 🆚 ビーチサッカーロシア代表
1ピリオド 3-2 赤熊x2、茂怜羅
2ピリオド 1-1 大場
3ピリオド 0-2
Total 4-5 敗退
< マッチレポート >
前日の準決勝では、荒天となった会場のアスンシオンでしたが、最終日を迎えた12月1日は、青空が広がり暑さが戻ってきました。
準決勝で、惜しい試合を落とした日本代表は、
昨日の試合のあとを引きずることなく、気合い十分でサポーターが見守る中、スタジアム内でアップを実施しました。
会場は、前の日とうって変わって、場内は熱気にあふれていました。
第1ピリオドでは、4分。日本が先制点を挙げます。
茂怜羅オズ選手が相手と競り勝ち、すぐさま赤熊卓哉選手にラストパスを送り、ダイレクトでシュートを放ちネットに突き刺します。
ロシアも反撃に出ます。連続得点を挙げられすぐに逆転されてしまいます。嫌なムードが漂った矢先でした。失点した3秒後に大場選手がゴール前に上げ、走り込んだ赤熊選手が得意のヘディングシュートで押し込み同点に追いつきます。
そして、第1ピリオド終了間際に茂怜羅オズ選手がFKのチャンスを得ます。ピッチ中央の位置からのFKを左角に決め逆転に成功します。昨日、PFを失敗していた茂怜羅選手は、ひとしお喜びを爆発させました。
第2ピリオドでは、23分。左サイドから奥山選手がゴール前に折り返したボールを、走り込んでいた大場選手が決め2点にリードを広げます。
日本が有利な展開と思わせましたが、ロシアが上手さを魅せます。ダイレクトオーバーヘッドで1点を返し、4-3で勝負は第3ピリオドにゆだねられました。
運命の第3ピリオド。
日本代表ベンチでは、今までない程、気合い十分な闘志を魅せ円陣を組みます。
第2ピリオドで、追い上げムードとなったロシアは、26分、個人技で1点を返し同点とされます。
そして、29分ロングシュートを照喜名選手が弾いたところをゴール前に詰めていたゼムスコフ選手に決められ、これが決勝点となりました。
試合後のラモス監督のコメントでは、リードしていると逆に緊張感や焦りとなって気持ちを上手くコントロールできない。と語っていたように、リードしているも勝ち切れない、日本の弱さが出てしまいました。
この結果により、日本は2005年の第1回ビーチサッカーワールドカップと同等となる4位で大会を終えました。
メダルには惜しくも届きませんでしたが、世界ランキング2位のロシアと同等の闘いをし、世界との差がかなり縮まり、今後優勝も狙えることが実感できた大会でした。
尚、大会のゴールデンボール(最優秀選手賞)に茂怜羅オズ選手(東京ヴェルディBS)が輝きました。
過去、ワールドカップでは、シルバーボールの受賞経験はありますが、自身初となる受賞となりました。
<大会日程・結果>
グループステージ:
●11月21日(木) vs.パラグアイ 5-4 勝利!
●11月23日(土) vs.アメリカ 4-3 勝利!
●11月25日(月) vs.スイス 5-3 勝利!
決勝トーナメント
●11月28日(木) 準々決勝 vs ウルグアイ 3-2 勝利!
●11月30日(土) 準決勝 vs ポルトガル 3-3(PK 1-2) 敗退
●12月1日(日) 3位決定戦 vs ロシア 4-5 敗退
■JFA FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019
https://www.jfa.jp/nationa.../beach_2019/beach_worldcup2019/
■FIFAビーチサッカーW杯公式サイト
https://www.fifa.com/beachsoccerworldcup/
11日間に渡り、たくさんの応援誠にありがとうございました。
【日本代表、健闘するも僅差でメダルに届かず、4位で大会を終える 茂怜羅オズ選手がMVP賞を受賞 ビーチサッカーW杯】
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