インターコンチネンタルカップ 2021 を振り返って、
茂怜羅オズ 監督兼選手のコメントをお届けします。
Q 最初の3試合は、思うような結果が出ませんでしたが、ワールドカップと今大会と何が違ったのでしょうか
ワールドカップ後の活動がなかったのと、地域によって準備ができておらず、
ワールドカップに比べるとコンディションが悪かったと思います。
また、点取るチャンスがありましたが、きちんと決められなかったことと、
逆に相手に決められてしまったことが結果につながらなかった原因だと思います。
Q 残り2試合で改善したことは?
後半2試合は、選手たちのコンディションが少し上がってきたと思います。
また、試合前にいい形で終わらせて来年に向けて新しい活動につなげていこうと話しました。
松岡選手、田中選手、見山選手の3選手は、プレッシャーを感じず、よくやってくれたと思います。
Q 今の日本代表チームの課題について
日本代表チームは、まだ波があります。
世界レベルのチームと戦う時に波があると、バランスが良くならないので、
自信持って世界一の選手、世界一のチームという意識で戦いに行かないと同じようにいい結果が出ません。
選手たちは、ワールドカップ終わってから、まだ気持ちの整理ができていないと思います。
どれだけ一人一人の選手が世界で注目されていることもわかってない。
ベテランだけじゃなくて、若い選手も、代表に入ったら世界から注目されているという意識をしないといけないです。
そして、ブラジル、ポルトガル、ロシアなどまだ勝ててないチームに勝っていかないといけないので、
どんなチームと対戦しても勝てる自信を持って戦っていく必要があると思います。
Q ラモス監督から交代して新しい選手をどれだけ入れるか。という課題があったと思いますが、その点についてどう考えていますか。
新しい選手を見つけていかないといけないのですが、若い選手はまだ準備できていません。
他の国は、アンダーの代表カテゴリーから上がってきているのに対して、
日本国内でもポテンシャルがある選手もいますが、普段あまり練習していないのと、動きなどがビーチサッカーに慣れていないので、現状は代表に選ばれるレベルではないです。
若い選手にチャンスを与えていきたいと思っていますが、今後どのように育てていくか協会の方とも考えていきたいと思います。
Q 大場選手の100キャップについて
すごいと思います。
大場選手が代表に入ってからずっと見てきていますし、日本のエースだと思います。
今回も大活躍しているし、これからも期待しています。
チームでも最後の試合、「大場のために勝ちましょう」とみんなで話していました。
本人と話して、これから200試合目指しましょう。と話しました。
Q 年間ベストプレイヤー賞を受賞した今の率直な感想について
まだ、受賞して気持ちの整理ができていないです。
小さい頃からの夢は、世界一の選手になりたい。と思っていました。
前のワールドカップの時からもチャンスあったと思いましたが、選ばれなくて、
それでもモチベーションが下がりませんでした。
チームメンバー、スタッフ、家族、いろんな方々が支えてくれて、受賞することができて、
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回、日本のビーチサッカーを知ってもらうことができたと思いますが、
新しい目標、ワールドカップ優勝に向けてこれからもがんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。